姫路家島旅 1日目前半(2013/02/20)。

2月20日。春の 18きっぷの販売開始日ではあるけれど、利用開始日は3月1日からということに当初気づかず、結果的に普通券を購入しました。岐阜~姫路間は 4,310円。18きっぷと比較すると 2,000円高いということになります。片道 100km以上はあるので、途中下車しつつの旅にしました。JR岐阜発は 7:46、米原から乗り換えて兵庫県へ突入します。

 

福知山線脱線事故現場。

尼崎駅で途中下車して北へ徒歩 20分くらいだったろうか。今は誰も入居していないマンションに到着します。福知山線の電車が脱線し、このマンションの北側(写真の右側)に激突するという大事故がありました。

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事故から数年が経過し、慰霊の地として整備されているとの話を聞いて訪ねたのですが…。入口に 1名と祭壇脇に 2名の合計 3名が、僕たちの訪問に対して黙礼していました。(命日でもない)平日の朝に人を配置している事実と、人と場によって生み出される厳粛な雰囲気が重たい…。100人以上の方が亡くなったのかぁ…と、改めて思います。僕たち以外にも、この時間帯に弔問の方々がいらっしゃってました。

テレビを見ているだけでは絶対に分からない現実を目の当たりにしました。事故を風化させないための真剣さは凄いなあと思いました。

塚口駅までさらに北上して、尼崎駅までの普通券を購入。普通電車に乗ってみます。電車は事故現場の右側へのカーブの手前で明らかに減速していました。事実の重たさは、結構しんどいものがあるなあと思います。

 

▼ スーパーコンピュータ「京」

三ノ宮で途中下車、ポートライナーで「京コンピュータ前」駅に向かいます。ポートライナーゆりかもめのような新交通システム。なかなか良い感じでした。駅を降りて建物を撮影します。このソロバンの珠の数がちょうど「京」の桁ということになります。

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入口で記名して展示施設を見ます。展示施設なので実物ではないのですが、原寸モデルや建物のミニチュア、あるいは各種の説明があってなかなか刺激を受けます。ただ…各種の説明はあまりにも浮世離れしていて、僕にはよく理解できませんでした…時代の最先端は凄いものだな。

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この写真のユニットが 864台接続された全体が「京」ということです。そして、このユニットには上下に 24枚のボードが刺さっていることが分かりますが、別のモックによると、この 1枚のボードには 2GBのメモリが 32枚刺さっていることが分かりました。

そこから考えると、「京」に搭載されている物理メモリは、2GB×32×24×864 = 1,327,104GBということになります。約 1.3PB(ペタバイト)。凄いなあ、時代の最先端というのはこのようなものなのかと思います。一方で、これほどのものを何に使うんだろうとも思いました。

 

▼ 東遊園地公園。

ポートライナーを「貿易センター」駅で下車して東遊園地公園に向かいます。ここは阪神淡路大震災の慰霊碑などがあります。やはり現場の雰囲気は重たかった…今の神戸の町並みからは想像しがたいけれど、わずか 20年弱の出来事なのだから…なあ。以下の写真の地下が慰霊碑エリアとなっています。

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 それから「希望の灯り」。

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▼ 三ノ宮「吉兵衛」。

三ノ宮駅南西エリアにある商業地区センタープラザに美味しいカツ丼屋さんがあるということで昼食に寄ってみました。目的のお店「吉兵衛」は地下街にありました…探すのに手間取りました。13:00を過ぎていたのに行列、凄いなあ。単品 600円でこの肉の厚みというのはなかなかボリュームがあって良かったです。

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三ノ宮駅から乗車し、さらに西へと進んで行きます。