4大公害の加害者と被害者。

4大公害と言われるものがあります。それらは以下。

 

公害には被害者と加害者が存在します。これら 4つの公害について、被害側の都道府県(=被害者が最も多かった都道府県)についてはほとんどの人は知っているでしょう。ただ、加害側の都道府県を言える人は少ないと思います。

正解は以下。

  • 水俣病…被害者: 熊本県民、加害者: 熊本県内の企業
  • 新潟水俣病…被害者: 新潟県民、加害者: 新潟県内の企業
  • 四日市ぜんそく…被害者: 三重県民、加害者: 三重県内の企業
  • イタイイタイ病…被害者: 富山県民、加害者: 岐阜県内の企業

…多分、イタイイタイ病の加害者の都道府県「岐阜県」を知っていた人は少ないんじゃないかと思います。イタイイタイ病は、4大公害の中で、唯一、県を跨いで発生した公害なのです。

そして、僕は岐阜県民。美濃エリアの人にとって、飛騨エリアは距離的に非常に遠い世界の話であったとしても、同じ県内で起こった事実には変わりありません。去年、富山県に開館したばかりのイタイイタイ病資料館に行ってきましたが、なかなか印象深かったでした。

もちろん、岐阜「県民」自体は、加害者ではないよ。ある企業の排出汚水がその原因なのだから。ただ、そうは言っても、岐阜県民がイタイイタイ病にあまりにも無関心なのはどうなのかな…(岐阜市民にとっては、距離的に近い)四日市ぜんそくのほうが圧倒的に関心深い現状ってどうなんだろうと、少し思います。