南紀旅 2日目(2013/09/19)。

起床してホテルの露天風呂を利用します。日が昇って、改めて、なかなか豪勢な作りの宿だなあと思います。その後、朝食。朝食というものの、こだわった料理が出されました。美味しかった。旅館ではなくてホテルのような雰囲気のところに宿泊するのも良いのだなあと思いました。

 

▼ くじら博物館。

ホテルに隣接するくじら博物館に行ってきました。太地町に来たからにはクジラでしょと言うことで入館。なるほどなあ、名古屋港水族館で人気だったシャチのナミの骨格がここに保存されていることを知りました…時代の流れを感じます。

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「博物館」ということで資料が展示されているかと思いきや、イルカショー・クジラショーの実演がありました。イルカショーを見るのは 15年ぶりのこと(能登島水族館以来)だったのですが、イルカの学習能力に驚くばかり…すげーなあ。人間や他のイルカと協調して動くことができるとか、どうやって学習させるのかも不思議でした。すごかった。

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クジラショーも見ました。クジラはイルカよりは体型が大きいこともあって、イルカほどの機敏性はなかったものの、やはり人間と交流可能な動物なのだなあと思いました。飼育員さんによると、連れられた当初は餌の魚も食べない(それまで生きている魚を食べた生活をしていたから)ということで、相当に努力しているんだなと思いました。クジラのぬいぐるみを衝動買いしましたー。

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▼ お食事処 網元。

昼食は那智勝浦で海の幸を食べることに。那智方面は観光地として有名だけれど、漁業も行われていることは予想外でした。外洋へ船を繰り出しているんだなあと。昼食は網元で海鮮丼を食べました。ちょうど良いくらいのボリュームで、かつ美味しかった。

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那智の滝

内陸部にクルマを進めて那智の滝に到着。那智大社とは少し離れたところに、別の神社として祀られていました。神社から参道を進むと滝が見えます。そこから拝観料を払ってさらに進むことができます。なかなかこの高低差かつ水量が多くて神聖さを感じました。

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ここで、おみくじ付きのヤタガラスのミニチュア置物が 500円で販売されていて、あまりのキュートさに購入しました。

 

那智大社

那智の滝からは裏参道を通って那智大社まで移動することができます。徒歩 15分くらいだろうか、石段をひたすら登っていきます。そして、那智大社に到着。ここでも 100円払って木片を燃やしました。さらに樹木の内部を歩いてみたり(300円)。標高がそれなりにあって雰囲気が良かったでした。そして表参道を降りて駐車場に戻ります。

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▼ 熊野本宮。

既に午後になっているけれど、1日目に見送った熊野本宮・湯峰温泉を今日行くことにします。到着は 21:00過ぎになることがほぼ確定します。当初、伊勢神宮に行くことも想定していたのですが、もう全然無理になりました。紀伊半島の大きさと利便性を舐めていました。

熊野本宮は駐車場から高低差は無く境内に入ることができます。境内には階段がありますが、那智大社ほどのハードさはなく。ただ、社殿は撮影禁止でした。

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▼ 大鳥居。

時間も押し迫っていて寄る予定もなかったのだけれど、国道からちらちらと見えました。なるほど大鳥居だ。

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▼ 湯峰温泉。

国道から外れて 1車線の細い道をくねくね進んで湯峰温泉に到着。壷湯に入りたい…と思って来たのですが、3人待ちということでまずは公衆浴場の温泉に浸かりました。30分くらい浴場を利用して、それでもなお壷湯への順番待ちは解消しないためキャンセルすることになりました。壷湯を利用するなら、この温泉郷に宿泊するのが無難だなと思う。

日本最古の温泉というだけあって、源泉の湯温は 90度近く自噴しているということで、紀伊山地には特段、活火山がある訳でもないのに、地球というのは不思議な内部構造になっているのだなあと思いました。温泉を利用して温泉卵を作ることができるようでした。

すでに午後 4時を過ぎておりました。帰宅は 23時になるっか。

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▼ 湯峰温泉~千枚田荘。

途中、国道の工事中で時間規制に遭遇することになり、16:35~17:00は待ちぼうけをくらいました。2年前の豪雨復興だけでなく、国体のための道路整備の意味もあるらしい。へー、ほんと道が改修されていない 1車線のところが多いもの…なあ。最後の目的地、丸山千枚田は国道から少し外れたところにあり、1車線の道をある程度走る必要があってアクセスが悪い。当初、宿泊予定地としていた千枚田荘に立ち寄ります。今は(少なくとも)宿泊営業をしていないみたい。その結果、宿泊地を太地町に設定し、走行距離が延び、無理な日程になったのでした。

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▼ 丸山千枚田

そして、夕日が差す時間帯に丸山千枚田に到着。夕日に彩られた千枚田はどこか懐かしい感じもあってとても素敵でした。山中に広がる千枚田からは、当時の人たちの努力が偲ばれます。駐車場は 2ヶ所あります。どちらの景色も素敵でした。稲刈りが終わっていないエリアが多く、まだ水が張ってあったことも良かったです。

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▼ 復路。

あとはひたすら帰宅するだけ。熊野尾鷲間の国道 42号や、紀勢道の尾鷲以北が開通していることを祈っていたが、どちらも本年度内開通というものの、この日は紀伊長島IC~大内山ICの 1区間だけの開通に留まっており、期待した時間短縮効果はありませんでした(全通すれば 50分の短縮になるとのこと)。帰宅は 23時想定になります、苛酷な旅。

熊野尾鷲間の峠越えは結構厳しい。バイパスを建設する意義というものを感じました。安濃SAで休憩して遅めの夕食、ラーメンを食べました。美味しかった。この先、新名神との合流部で渋滞のため通過に 70分かかるという情報があって、ここで休憩することになりました。先日の台風 18号豪雨で滋賀県内の名神高速道路が一部不通になっていることも影響しているのだろうか。

休憩している間に、渋滞は緩和され、通過に 30分程度かかりました。ただ、休憩時間も長かったので、帰宅は 23時で変わらずということになりました。

なかなか距離もあって、運転者には申し訳ない旅となりました…わ、少し反省ですわ。三重県尾鷲市の須賀利に行ければとも思っていたけれど、これはまた機会があればと思います。紀勢道が延伸して快適になってから、またこのエリアに来訪したいと思いました。