徳島高知旅 1日目(2014/07/18)。

5月に続く四国旅第 2弾になります。今回は徳島県をメインに高知県もある程度、走る計画を立てました。

▼ 鳴門(夜行バス中継地)。

名古屋~徳島はウィラーのバスを利用して移動しました。名古屋→鳴門→徳島→高松の便が本線、鳴門→高知の便と、鳴門→松山の便が支線という感じで、乗換えが必要になります。恐らく東京からの便と合わせて、ここで一旦、離合するのだと。

早朝に乗り換えをするのはやはり不便なのと、現地到着が直通バスと比べれば遅くなるので、安いものの留意する必要ありってことなのだと思います。もちろん、これもひとつの合理的な解決策だと思いますし、いろいろ考えるなあと思いました。

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徳島駅

徳島駅にてバスを下車。駅ビルとデパートという現代的な町並み。そして、レンタルバイクの店舗の営業開始までの待ち時間は、駅そばのインターネットカフェで過ごしました。仮眠をとれたことが非常に良かった。夜行バスだからーなあ。

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▼ レンタルバイク。

今回借りた店舗はここ。そして、借りたバイクは Ninja250。今日このバイクに乗ったことで、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキの 4メーカーすべてを乗ったことになりました。駅からは路線バスに乗りました。事前に調べていたとはいえ、見知らぬ土地をバスというのは少し不安を感じたりしました(それでも、今はスマフォに GPSがついているのだから、良くなったものだ)。

さて、出発します。

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吉野川

まずは吉野川を見てみようと堤防道路を川下へ走ってみます。河口間際だけあって川幅が広い。大河です。水量が少ないようで陸地の部分が多かったですが、全体的によく手入れされていました。堤防道路は、途中、変則 2車線になっていたのも興味深かった。以下、東に進んだ状態から振り返って西側を撮影したもの。

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▼ 道の駅那賀川

小松島を通過して旧那賀川町(阿南市)に入ったところに道の駅があり、ここで早めの昼食をとります。喫茶は、障害者の雇用の場でもあるとの新聞記事が…社会福祉協議会も関与した歴史があるんだなあ。限定 20食「なかがわギューカレー」を食べました。

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▼ お水大使。

牟岐町に入り、狭い県道をちまちま走ります。この道もまた遍路の道なのだと知ります。そして、突如、現れた「お水大師」の標識。なんのことか分からず、駐車場から少し歩かなければならないようだったので見送りしてしまいました。

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田井ノ浜

牟岐町に入ってから大型の鳥が飛び交っているのをよく見かけました。自然だーなあ。ワシなのかなあと思いながら。そして、偶然に留まっているものを撮影できました。翼を広げるとかなり大きいですよ、この鳥。

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海に近いながらも山深い県道を進んでいくと、唐突に踏切。こんな険しい地形を走っているのかあと思います。そして、田井ノ浜駅。海水浴をするのによさそうな、湾曲した砂浜と、こじんまりとした駅との組み合わせが素敵。

 

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▼ えびす洞。

再び景勝地。今度は立ち寄ってみます。駐車場から徒歩 5分くらいのところにあるえびす洞は…なかなかの景観でした。海と岩と空と。不思議な光景だーなあと思いました。

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 ▼ 南阿波サンライン。

翌々日には自転車競技のため全面通行止めになるとの掲示が…幸いだった。快適な二車線路を走ります。ずっと昔、開通時には有料道路だったこともあってそれなりに快適な道。展望台は 4ヶ所設けられていました。断崖と海と道を眺めます。

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海部駅

阿佐海岸鉄道の起点の駅である海部駅に到着。立派な碑が置いてありました。ちょうど列車が停まっていました。というか、後述する「あのトンネル」を列車が南下していたところを偶然見ることができました。…確かに珍しい風景だなあ。

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そして、例のトンネル。確かに意味ないわー。こういうのも歴史的経緯なのだから、土地は興味深いです。

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宍喰駅

阿佐海岸鉄道 2駅目。本社のある友人駅。位置は、新しい路線なゆえに、旧市街地とは少しギャップがある感じ。また、海岸からの交通アクセスも道を 1本間違えると惑います。そして、駅内には、消費税 8%に伴い値上げされた運賃に対応できなくなって放置されたままの自動券売機があります。阿佐海岸鉄道の経営事情を物語る。

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▼ 甲浦。

高知県に入って阿佐海岸鉄道の終着駅甲浦。駅は市街地からそれなりに離れたところにあり、また海岸からの交通アクセスも悪い。ここが終着ではなく、室戸市を越えて高知市を繋げる計画との整合性なのだろうと思います。しかし、結果として町外れのひっそり感が強い。三岐鉄道の終着駅を思い出す。

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室戸岬へ。

ここから室戸岬へ南下します。これが…自治体レベルでは隣町なのだけれど、果てしなく遠い。ずっとずっと海岸線を走ります。風景も変わりない、そして、お遍路してる人にとっては、お手洗いも自販機もない苛酷なエリアとのこと。途中の夫婦岩がちょっとしたスポットという他は、海と山との風景です。

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室戸岬

室戸岬足摺岬とは違って、先端まで平坦なのだなあと。もっと険しいかと思っていました(ただし山は断崖絶壁)。ひとまず写真を撮ります。観光案内所から展望タワーを利用することができ、ここから風景を眺めます。今日は霞がかっていて、展望は望まれず。しかし、それゆえに幸いなことに日差しも弱かった。

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室戸岬灯台。

海岸から室戸スカイラインに入ります。…なんだこの道路。絶壁を、這うように標高を上げていきます。この道路の建設は気合だったのだろうと思います。意地を感じました。

そして、最御崎寺室戸岬灯台の駐車場に停めて立ち寄ります。室戸岬灯台は予想外に背丈の低い灯台でした。まあ、この断崖絶壁がそもそも標高を稼いでいるのだから当然かあと思います。

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最御崎寺

「ほつみさきじ」と読むだなんて…難読。四国 88ヶ所のひとつ。午後 5時前でしたがもう閑散としていました(ローソクなど火を扱うものは、夜間は危ないとのことで)。翌日、改めて参拝することとします。

 

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室戸岬展望台。

室戸スカイラインに展望台があるということで、少しバイクを走らせてみます。尾根を走ります。標高があることがあって海のすぐそばで海も見えるけれど、山の道だなあと思います。

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室戸岬展望台からの風景。

まず国民宿舎の廃屋が気になりました。屋上が駐車場だったのだあと思います。

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そして、電波塔の林立する先に、謎の建物が。これは…何だ? このあと、展望台からへんろセンターに移動する際に、近接して写真を撮ってみるもさっぱり予測がつかない。ひとまず「軍事施設では?」と暫定的に判断します。

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▼ へんろセンター。

そして本日の宿泊地へんろセンター。かつてユースホステルを経営していたのだけれど、今は脱退しているようで。建物を建て替えたことが影響しているらしい。

そして、先の建物について質問してみたら「ホテルだった」とのこと。…ホテルにしても独特だーね。いや…世の中いろいろなものがあるなあと思いました。

そして夕食をとって、就寝。レンタルバイク屋から留守電があって、ひとつハプニングが発生しましたが、旅の初日を安全に終えることができました。

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