関ヶ原、散策。

10年以上ぶりに関ヶ原エリアを散策してきました。岐阜から滋賀県方向に進む場合の通過点ではあるけれど、なかなか関ヶ原に留まって散策することは少ない。特段、温泉がある訳でもなく、名産や名物がある訳でもなく、しかし歴史的な事情を抱えるこの町に、いろいろが思いがあって再訪してきました。

▼ 関ヶ原駅。

駅舎。駅舎入口は少し立派になっていますが、ホームへの跨線橋は木造で、一部、レールを組み合わせて作られている懐かしいスタイル。

駅案内板から黒血川。この地での 1度目の合戦から名づけられたらしい。関ヶ原のこういうところが、ちょっと怖い感じがします。

駅前の売店でレンタサイクルを借りられるとの話だったけれど、途中勾配があることと、閉店時間(17:00)までに戻って来れる自信がないので止めにしました。代わりに、やぎ乳アイスを購入。気温も高かったし、普通に美味しかった。

▼ 丸山烽火場。

駅の東側のアンダーパスから北上していくと案内があります(かつては岡山烽火場と呼ばれたっぽいね)。この先の駐車場のところから左折して山の斜面を登っていきます。

上には金比羅さんと展望台。

▼ 瑞竜寺。

道に戻って、その終端にあるお寺にも寄ってみます。隣接する家屋にも人の住んでいる気配はなく、少し寂しい感じのお寺でした。

▼ 北野神社。

神社があるということで寄って、参拝します。栗、結構落ちてましたが、実はありませんでしたｗ。神社社屋の左手は苔むしていました。

道に戻ってさらに西へ進みます。この道も、東海自然歩道とのこと。岐阜県をくまなく網羅してるよなあ、東海自然歩道。

この付近には熊が出没するそうです。10年以上前に来たときは、この近辺で、近所の住民に熊に注意するよう声をかけられました。

▼ エコフィールド関ヶ原。

このあたり一帯は整備されています。

観察デッキ。

東海自然歩道にあたる部分も一部未舗装路。確かに、熊が出没してもおかしくないよなあという感じ。イノシシ・シカ用の罠も設置されていました。

東側の観察舎。2階建て。東西の池の様子を観察することができます。ここで 30分くらいは滞在しました。野鳥や虫の声をききながら、読書をしたり、手帳にいろいろと書き込んだりして、のんびりしました。このあたりは道が木屑で敷き詰められていて整備されていて良い感じ。

西の観察舎。掲示板には、アメリカザリガニ放流で池の水草は数年前に全滅したとの記述がありました。生態系はほんと微妙だものな…。

▼ 関ヶ原合戦決戦地。

さらに西に進んでローソンで休憩。そこからさらに西へと進みます。周遊ルートということで案内板が整備されていて道に迷うことがなく、とても親切です。ここから先は、初めて訪問したエリアになります。

(なぜか、はてなブログのシステムが画像回転を認識してくれない…)

▼ 関ヶ原ふれあいセンター。

地域の拠点でもあり防災拠点でもあるのだろうなあ。立派な建物。そして、来週末には「関ヶ原合戦祭り」が行われるらしい…知らなかった。

▼ 東首塚。

既に夕闇。鬱蒼と木が茂る場所はちょと怖い時間になりつつありました。関ヶ原合戦の遺構に訪れました。

▼ 関ヶ原駅。

ここから徒歩 10分弱で関ヶ原駅。ここから JRを利用して帰宅しました。

10年前に関ヶ原に訪問したときには、写真を 1枚も残しておらず、おぼろげな記憶だけが残っている状態でした。今回、再訪して、かつて訪問した場所を特定し、記録することができたこと、また、関ヶ原の戦いに関する史跡を見ることができたことはとても良かった。

たまには、こうやってウォーキング主体の旅をすることも、そしてコストの安い旅をすることも悪くはないかなと思いました。今回の出費は交通費が 1,000円弱、飲食代が 500円弱、あとはお賽銭くらいの旅でしたから。